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犬 去勢オス 6歳
今回は【急に咳が増えてきた】と来院されました。
■ 以前から稀に咳は出るものの、本格的な検査と治療までは行っていませんでした。
■ 今回は急に咳が増えてきたため、レントゲンを撮ると肺(気管支)に広範囲の炎症が見られました。 もし、肺炎が起こっていると命に関わるため、入院治療が必要な重大な病気になります。
■ 今回は血液検査結果を踏まえ、より重篤な肺炎ではないと判断し、通院でのネブライザー治療と内服薬を始めました。
■ そうすると、すぐに効果が出始め2回3回と治療する中でほとんど症状が無くなっていきました。
■ 入院は動物さんにとっても負担が大きいものになります。 そのため、最初の検査で重症になりうるものを適切に除外して診断し、治療計画を立てていく必要があります。
■ 今後もしっかりとした診断の上、動物さんの負担を減らせるような治療を心掛けたいと思います。
獣医師 冨田浩平